ポンッと私の頭に軽く手を乗せる朱ちゃんは、どこまでも優しくて。
その優しさが、私の罪悪感を刺激する。
こんな優しくてカッコ良くて、頼りになる人……好きにならない方がおかしいよ。
どこかで分かってはいたけど、やっぱり泉先輩
朱ちゃんのこと、好きなんだと思う。
そうじゃなきゃ、わざわざ文化祭で朱ちゃんのクラスを見に来るわけないだろうし。
「わっかりやすく悩んでるとこ悪いけど、すっげぇキスしたい」
「えっ!?急にどうしーーんっ」
突然、押し付けられた柔らかな唇は、一瞬にして頭を真っ白にする。
なかなか離れてくれない朱ちゃんに、手首を掴まれ、ベッドの上に押し倒された。
「あけちゃ、ここ学校……」
「知ってる。けど悩むお前も可愛くて我慢は死んだ、俺が今殺した」
「あはは、朱ちゃんって理性を自ら殺めることができるの?」
「もち。覚悟しろよ」
クスクスと笑いながら、朱ちゃんは私の目を手のひらで隠し始めるから、視界が真っ暗になる。
「な、なんで隠すの?なにも見えないよ」
「そうだな、"こっち"に集中しない優が悪い」
「……っ」



