空気の入れ換えだと、開きっぱなしのから入ってくるそよ風が心地よく頬をかすめる。
文化祭で盛り上がる人の声が遠くから聞こえてきて、ボーッと椅子に座りながら外を見つめていると思わず欠伸がでる。
朝からバタバタしていたから、さすがに疲れちゃった。
ウトウトと今にも落ちてしまいそうな目蓋を頑張って開けていると、朱ちゃんがちょいちょいと軽く手を上下に振り、こっちにおいでと合図する。
流し台に袋に入った氷を置いて、素直に朱ちゃんの元に近寄ると、軽く腕を引っ張られ、同じベッドの上に座らせられる。
「少し寝てろ、起こすから」
「で、でも勝手に寝たら先生に怒られそう」
「そんなの、適当に理由つけとけば、みっちゃんも怒らないだろ」
「みっちゃん」
「またヤキモチ妬いて、可愛いなお前」
愉快に笑う朱ちゃんは、いたずらっ子みたいに少し膨らんだ私の頬を指でつっついた。



