青春の花は素顔に咲く


(白銀のおかげで、少し賢さが上がったとさえ思うもん)

 それに。誰かに求められてそれにこたえるってやっぱり満たされるし。
 自分だけの世界に、今まで生きてきたから。

 あたしは独りじゃない。それがどんなに生きる栄養になるか。

「さーて、お母さんの好きな料理のレシピ再確認もしないとなぁ」

 なんだかんだで久しぶりの再会だから。

 楽しみではあるけれど。
 どこかで不安な自分がいて。

(なんか嫌な予感がするんだよなぁー)

 まあ。考えすぎも毒だから。

 あたしはため息をついてシャーペンを取った。