いやいや…!なにいやらしい想像してるんだ私!!



急いで着替えて、『もう大丈夫です!』と八木澤くんに声をかけてバタバタと脱衣所を出た。












「……お先です」



「あ…はい」




リビングのソファーに座っていたら、まだ少し髪が濡れたままの八木澤くんが部屋に入ってきて。


なんだかそれが色っぽくて、ドキドキしてしまって。


蚊の鳴くような声で「私も入ります…」と言ってお風呂に向かった。





「……はぁ〜〜…」




シャワーを浴びながら、大きなため息。



……自分で家に誘ったのに、


八木澤くんと2人の空間を意識しすぎて、よこしまな気持ちがすっごい出てきちゃう。