……私、最低だ。



八木澤くんはただ、話を聞こうとしてくれただけなのに。



すぐに私の味方をしてくれなかったのが悲しくて、八つ当たりした。



こんな私のことを


八木澤くんは好きになってくれるはずないよ…。




「……痛い…」




自己嫌悪に陥ってたら、急に叩かれた頬が痛くなってきて。


湿布をもらおうと保健室に向かって歩いた。