私が人を信用し過ぎる?


「そんな事ないよ……」


むしろ、病んだ考えしか出来ないやばい奴だ。なのに、りんは私を綺麗な人間だと思っている__


「とりあえず、何かあったら言うんだよ……」
「私は、簡単に人を信用出来るような人間じゃないよ……。でも、ありがとう!なんかあったら、ちゃんと相談するね……」
「うん!絶対だよ!!」


眉を八の字にして、そう言ってくれたりんが本気で私を心配してくれているのが分かる。


「ありがとう!」
「あ、ちょっと三組に行こう!私の知ってる子も居るからるるちゃんをお願いしたいなぁと、思って……」


そこまでしてくれるなんて有難いけど。


「それは、悪いよ……」
「ていうか、るるちゃん良い子だから友達に紹介したいだけ!!」


涙が出そうだ。


「うん。それなら!」


そう返事をして、教室に向かう。


教室に入るともうグループが何組も出来上がっているのが分かった。


その中でもやたら目立っている子が、1人いる。


ショートカットにガタイのいい体で、the運動部って感じの女の子。


流行りの歌を歌いながら、リズミカルに体を動かしている。