「ねえ、るるちゃん!」
「うん……」
「最近のモデル活動はどんな感じ?」


気合いを入れたものの__、あれ以来、仕事が無いのが現実だ。


「レッスンを受けてる感じかな……」
「ふーん。それって、才能無いんじゃなぁい!?」


ズキッ。


分かっているよ。


分かっているからこそ、その言葉が胸に刺さる。


「何、言ってんだ!?お前!!才能が無い奴が雑誌に載れる訳無いだろ!?」


何故か、私を庇ってくれたのは雑誌に載るまで挨拶程度にしか言葉を交わした事が無いりんだ。


「そんなの、たまたま載せて貰っただけかも知れないじゃない!」


ユリカの歪んだ唇が更にグニャリと曲がる。


「私、一時期るるちゃんと仲良かったから分かるけど、モデルはちょっと無理があると思うな!!」