私なんかが雑誌に乗るだなんて、非日常過ぎて。


でも、ヒロなら私の喜びを一緒に喜んでくれるんじゃないかなんて思ってしまう。


言え!言え!
ぶちまけてしまえ!


「あ、あの……。私、ほんの少しなんだけど雑誌に載ったの……」
「雑誌?え、るるちゃんが!?なんの雑誌に載ったの!?」


そう言われ、私が載ったティーン雑誌の名前を呟いた。


「まじでー!!その雑誌なら毎月妹が買って来るから、目を通してる!!」


ちょっ!


「ティーン雑誌見てるんだ!!」


あまりのギャップに笑いが止まらない。


「るるちゃん。そこ、笑うとこ?」
「あ、ごめん!」
「俺は、笑い物だから大丈夫!!で、次発売するやつに載るの?」
「うん!」
「すげー!なんか、嬉しいから3冊買っちゃいまーす!」


嬉しいけど__


「3冊も要らないでしょ!?」
「観賞用に保管用と読み用に買うんだよ!」
「そんなにー?」


想像すると笑いが止まらない。


「しかし、安心した……!」


優しい笑顔でそう呟く、ヒロ。一体何に安心したと言うのだろうか。


「るるちゃんって、さ。あまり笑わないじゃん?るるちゃんがこんなに楽しそうな表情浮かべてるの久々に見たから安心したよ!!また、雑誌見たら感想言いに来るわ!!」