「まだ、寝ているのかな……」
そんな疑問を持ちながら、学校に向かうと教室に荷物を置いて、お気に入りの場所である屋上に向かった。
ギギギと悲鳴を上げながら開いたドアの先には、ヒロの姿が有りときめいてしまう。
しかし、冷静にヒロの顔を見たら、そんな気持ちは吹き飛んでしまう。
今まで、服で隠れる場所だけを殴られていたヒロ。
「よっ!」
なのに、今日は目の周りが紫に変色して腫れ上がっている。
「そ……れ、どうしたの!」
「あー!チャリ乗っていて転けた!!てか、俺に似たキーホルダー連れて来た?」
「あ、うん。ポケットに入れてるけど……」
て、チャリに乗っていて転けただなんて有り得るのだろうか。
「昨日……。殴られたの?」
「いや、まじでそれはない!!アイツ、人に見られる所は殴らねえから!!根性ねえ訳よ!!」
そう言ってケラケラ笑うから、殴られていないのかも知れないなんて思ってしまう。
「そか……」
「あー!余計な心配しないでも大丈夫だよ!」
「なんかあったらすぐに教えてね!!」
そう言ったものの、私じゃヒロの力になれない。その、現実に苦しめられる。
そんな疑問を持ちながら、学校に向かうと教室に荷物を置いて、お気に入りの場所である屋上に向かった。
ギギギと悲鳴を上げながら開いたドアの先には、ヒロの姿が有りときめいてしまう。
しかし、冷静にヒロの顔を見たら、そんな気持ちは吹き飛んでしまう。
今まで、服で隠れる場所だけを殴られていたヒロ。
「よっ!」
なのに、今日は目の周りが紫に変色して腫れ上がっている。
「そ……れ、どうしたの!」
「あー!チャリ乗っていて転けた!!てか、俺に似たキーホルダー連れて来た?」
「あ、うん。ポケットに入れてるけど……」
て、チャリに乗っていて転けただなんて有り得るのだろうか。
「昨日……。殴られたの?」
「いや、まじでそれはない!!アイツ、人に見られる所は殴らねえから!!根性ねえ訳よ!!」
そう言ってケラケラ笑うから、殴られていないのかも知れないなんて思ってしまう。
「そか……」
「あー!余計な心配しないでも大丈夫だよ!」
「なんかあったらすぐに教えてね!!」
そう言ったものの、私じゃヒロの力になれない。その、現実に苦しめられる。



