「アイドルなんてなる気ないし!!」
「今までの話は全部嘘……?」


ユリカが下品な声で笑う。


「嘘に決まってるじゃない!オーディションなんて、面倒臭いの行くわけないし!!」


ユリカが面接に受からないなんて、不思議だったけど嘘なら合点が行く。


「そっか……。私さぁ……ユリカになんかしたかな……?」


ずっと友達だったのに、急にこんな事になって納得がいかない。


「るるちゃんにとって、私ってどんなイメージ?」


ユリカのイメージは__


「可愛くて、純粋で、綺麗だと思っていたのに……」
「ふーん。勝手なイメージ持たれて迷惑!私ね……」


私が持ったユリカのイメージがいけなかったのだろうか。


「うん?」
「あんたの事、大嫌い!!」


覚悟はしていたけど、凄い傷付いている自分が居る。


正直、しんどくて泣きそうだ。


「ユウヤはね、すぐにあんたにも飽きるから!!」


クスクス笑いながらそんな事を言い出す、ユリカは本気で私とユウヤが付き合っているのだと思っているのだろう。


「そんなんじゃないよ……」
「ユウヤには今まで色んな子紹介してきたの。でもね、皆捨てられているんだから!るるちゃんも自分だけ特別だなんて思わない方が良いよ!!」