―――――― 


「・・ハァハァ・・ハァハァ・・!!!」


「・・・・・・・・・・。」


「アンナっち!!!」


「・・・・・・・・・・・。」


「ハァハァ・・ハァハァ・・ご・・ごめん!マジでごめん!いやホントごめん!!!」


「・・・・・・・・・・・・・。」


「ずっと・・待っててくれてたの・・?」


「どうして・・・連絡してくれなかったんですか・・?」


「・・・・・ごめん・・。」



「どうして“恵子さんが倒れた”って私にも教えてくれなかったんですか!!?」


「え!?」


「言ってくれたら私も病院行ったのに!!!!!」


「あ・・ご、ごめん・・・。」


「恵子さんは大丈夫なんですか!?」


「あ・・うんうん!命に別状は無いってさ。
俺らが帰る頃にはちょとだけ会話も出来た!」


「良かったぁ・・!!」


「ハァァァァア・・・ごめんな・・。

待ち合わせ相手には普通連絡するべきだよなぁ・・。

俺はいつも肝心な所が抜けてるよ・・。」


「ううん!大丈夫です!!むしろドタキャンの理由聞いて嬉しかったです!!」


「え・・・・・。」


「恵子さんの所に行くのが上原さんらしいなぁ~って思いました!!それに・・・・。」


「それに・・・?」


「ドタ“キャン”で終わらせるんじゃなくて、ちゃんと来てくれたじゃないですか!!」


「・・・・・・・・・・・。」


「待ってて良かったぁ~・・!!」


「・・・・・・・・・・・・・・・。」


「どうします?私、吉野家とかでも全然大丈夫ですよ!」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・?・・上原さん・・?」