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「・・・・もしもし。」
＜お父様から電話を掛けてくるなんて珍しいですね。＞
「元気にしてるかユカリ？」
＜はい。お父様もお変わりないようで。＞
「辛い物の食べ過ぎは胃腸が荒れやすくなるから気をつけなさいよ。」
＜はい。今日はお父様がくれたお小遣いで、
みんなでウナギを食べました。＞
「まさかユカリの所で働いている子がヴァンパイア討伐に繋がる餌になるとは・・
世間は狭いね。」
＜ねぇお父様。＞
「うん？」
＜ヴァンパイア以外にも怪人はいるんですか？＞
「どうだろうね・・。
でも【私達のような存在がいるんだから他にも同じ様な種族はいるんじゃないか？】
というパパの考えはこれで証明された。」
＜お父様。もういい歳こいてるんだから、
自分の事“パパ”っていうのやめたほうがいいですよ。＞
「パパはいつま～～～でも、
ユカリの“パパ”でいたいからね。」
