「か、構ってよって……」 「ん」 そう言って、腕を開き、ハグを迫る奏。 「は、ハグするの?」 「うん。くっつきながら映画でも見ない?」 「わ、悪くない……わね……」 「でしょ?ほらほら」 わたしは、奏にそっと抱きついた。 「今日も可愛いよ、莉華」 「そ、そゆこと言うな。ばか」 :莉華sideおわり: