「まあまあ、そこら辺にしてあげて。莉華、顔真っ赤になってるから」 「きゃー!!うぶでかわいい!!!この子が海の妹になるのかぁ〜!」 莉華って呼んでもいいかな!?とかいいながらウキウキしている様子の海さん。 (え!?結婚する前提なの!?) 「そうそう。仲良くしてあげてね」 奏がわたしを抱き寄せてそう言う。 「そ、奏まで……」 「お姉ちゃん、有季ちゃん知ってる?」 優太君がスカートの裾を引っ張りながらそう聞いてくる。 天使のような容姿をしていて、将来が有望そうだ。 「うん。分かるわよ」