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 しばらくして姉はユウくんを連れて帰ってきた。


 玄関まで出迎える。


 会ったことすらなかったユウくんにドキドキしていたのに、『寒……』とフードの帽子を脱ぐその人に目を奪われた。


 ………………カッコイイ。
 ユウくんはとてつもなくかっこよかった。


 『二人とも早くコタツに入って!』と、コタツにすぐ入るように急かす。


「お邪魔します」


 低く、心地良い声にドキンと、また鼓動が高鳴る。


 素敵だな。この人とお姉ちゃんがもし結婚したら、ユウくんは私のお義兄さんになるんだ………!!