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また会いたくて、あの日以降あの時間帯に電車に乗っているけれど、あの女子高生は姿を見せなかった。
やっぱりあの子が俺の運命の相手だったんだ。
交通手段を変えたのか、時間をずらしても会うことができないという事は完全に避けられている。
制服でどの高校かは分かっているけど、学校まで行ってしまえばそれこそ俺は変質者だ。『電車の中で痴漢した人』と訴えられたら終わりだ。
そんな危険は犯せない。
月野沙羅とは日に日に仲良くはなっているけれど、あの出来事が起きてからモヤモヤが募る。
――――もうあの女子高生と会うことはないんだ。
――――――――考えるだけ無駄だ。
