それが毎日続き、お姉ちゃんとシた後に具合悪そうな顔で私の部屋へ入ってきては、勉強を教えてくれた。
『もう教えてもらわなくて大丈夫』と言ってみるけど、悠一さんは『俺の為だから』と意味がわからない事を言っては教えてくれた。
それでも、悠一さんの勉強は分かりやすかった。
おかげで、テストではいい点数を取れて、赤点1つなかった。
もう悠一さんに家で勉強を教えてもらう事もないだろうと思っていたけれど、テストが終わってからも毎日ではないけれど、親が特別遅い日とバイトが休みの日は家に来ていた。
そしてたまに勉強を教えてくれる。
だけど、限界だった。
―――もう、全部全部、限界だった。



