私が紗和だって通じない。
………全然、通じない。
目に涙を浮かべながら、必死にどうしたらいいか考える。
『おもいっきり足踏まれて凄く睨まれた。紗和ちゃん、覚えてるかな?』
………………コレだ!!
私が紗和だと分かってもらえる方法は、もうコレしかない。
今ならまだ間に合う。
全てを無かったことにできる。
私はまだ抗える。
気持ちいいと、キスの余韻に浸る悠一さん。…………の足膝をおもいっきり蹴り上げる。
………お願い、伝わって。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…