2人っきり? なんとなく空気重いんだけど…。 「姫架…髪……」 ボソッて呟きながら私のいるベッドに腰かけ、私の髪に触れる。 先生に顔近づけられたってドキドキもしないし、 顔だって赤くなることも無かったのに。 ただ、皇に髪の毛に触られただけで心臓はドキドキうるさいし、 顔だって熱くて今の私は真っ赤だと思う。 「お、皇?」 声震えたぁっ(汗 バ、バレたかな?? 「どーしたんだよ…この髪」 尚も私の髪の毛を触りながら聞いてくる。 そりゃぁね。 皇じゃなくても聞くよね。