『現在、〇〇県のスキー場は大吹雪が吹きかけており、とても危険な状態です。』 嫌なタイミングでテレビから流れる緊急放送。 「そ、そんなまさか、いちごちゃん、こんな遅くに雪山なんて行かないわよ」 そうよ、きっと。 「いや、あの馬鹿ならあり得る 俺探して来る」 コートを片手に持ってドアに手をかける早瀬くん。 「おい早瀬‼︎今危険な状態って言ってるだろ?」 そしてそれを止める優斗くん。 「その危険なところに置いてけるかよ」