「はい」

私にノートを差し出す早瀬くん。


「……おー!!」


「やってみな?」


「えっと…早瀬くんみてて、わからない、えへ」


「あんたなぁ…」ムカムカ


「えへへ、ごめん…

ってどこ見てるの⁇」

私の胸元を見ている早瀬くん、へ、変態‼︎


「なに誤解してんだよ、その鳥のペンダントいつも付けてるなって」

指の先には、私の首元でぶら下がる青い鳥のペンダント。


「これ…可愛いでしょ?青い鳥のペンダント!」


「そんな大事なものなの?」


「うん…」

早瀬くんになら…話してもいいかな?


「実は、ね」