「あら?気に入ってくれた?」

後ろからお母さんが顔を出す。


「はい!可愛すぎます!」


「私ね?女の子が欲しかったから、いちごちゃんが来てくれるのすっごく楽しみだったのよ!」

笑顔で私を抱きしめてくれるお母さん。


「見ての通りこの家、無愛想な可愛くない男ばっかりだから」

ギラリと早瀬くんを見るお母さん。


今もお母さんがいたら、こんなに楽しかったのかな?


「じゃあっ2人きりの時間を楽しんで〜!」

そのまま私の部屋を出て行くお母さん。


ふ、2人きりの時間!?


「は?おい」

そんな早瀬くんは溜息…。