「お兄ちゃんその荷物李恩の部屋に持って行てあげて?」


「わかった」


「なんで僕の部屋なんだよ!」


「李恩は、しばらくの間お兄ちゃんのお部屋」


「ふ、ふざけるなよ!」

キリッと私を睨む李恩くん。


「あ、えっと…」

か、完全に敵対心持たれちゃったわ。


「いちごちゃん全然気にしないで?ほら、お兄ちゃん!」

早瀬くんにアイコンタクトを送るお母さん。


「ついてこいよ」


長くて綺麗な階段の先に一つの部屋。


ガチャっと開かれた1つの部屋。


「わぁー!可愛い‼︎」

大きなベットに可愛い壁紙、カーテン、お人形さん。


「なんだよ…これ

おふくろいつの間に」