「荷物貸せよ」

そう手を差し出される。


「あ、ありがとう」

わ、私のお父さんとお母さんは…

と、とんでもない家とお友達だったみたいです‼︎


「おかえりなさい〜!」

優しく早瀬くんのお母さんが迎えてくれる。


「ただいまです!」


「それより、お兄ちゃんといちごちゃん同じ高校なのよね?お友達なの?」


ギクッ‼︎


「この前初めて話したよ」


「あら!そーなの⁇どんなお話ししたの?」

お母さんは興味津々に早瀬くんに近寄る。