だから一言くらい言わなきゃ気が済まない。



時雨さんのせいでイラッとしつつもお弁当を片手にパタパタと屋上に上がって梯子を上り、上からあの2人を見下ろす形になるようにして来るのを待つ私。



先にご飯食べておこう、と食べ始めてちょっとした頃屋上の扉が音をたてて開かれた。



来た来た。




「ヨウタ、今日はねヨウタの好きなハンバーグを作ってきたんだよ~」


「そう」


「えぇ、何その反応嬉しくないの?」


「普通」




大好きな彼女が好物のハンバーグを愛情込めて作ってきてくれたっていうのに反応が薄い。