将来は何になろう。

スチュワーデス?外交官?弁護士?女性官僚?
わくわくする夢が広がるが…、

実はお嫁さんにもなりたい!とも思う、中身はごくごく普通の可愛い小6の女の子である。


「美人アナウンサーになって、ハイスペックな旦那様と結婚でもいいなぁ!」
「アナウンサーってわりとスポーツ選手と結婚する人多くない?」
「スポーツ選手?やだやだ。なんかゾッとする・・・」
「え?なんで・・?」
「私は自分よりも、うーっんと頭のいい人と結婚するんだから!」


そう、私はバカは嫌い。

なぜならば…



「ふあっははははっ!!随分回りくどい言い方してくれるな!!新川ららっ!!」


出た・・・。
史上最強のバカ君臨。


寒気がする程の高笑いで呼び止められ、恐る恐る振り返ると奴が立っていた。