ー土方sideー

あの女、宮下桃と言ったな。

「あん時よりも、大きくなったな.......あいつ」

岡田と坂本に頼んでどっかの教室に置いてきてもらったが大丈夫そうだ。

さっき急いで学園から出ていくのが見えた。



『それじゃあ.......私のこと忘れないで!』



「..........忘れてねぇからな」

憎くもあり、可愛くもあったあの人間。

(何処を探しても、あんな人間はあいつ以外いねぇな)

しかし、1番気になることがある。

(人間と関わった....何もなければいいんだが)

そう思いつつ、俺は総司のいてる茶室に向かった。