記憶の奥の怪異

寸でで避けたけど....

(あっぶねぇぇぇぇぇ!!!)

右の床を見ると....と、吐瀉物が.......

(本当に.......あ、危なかった....)

「う.......うう....」

軽く呻いてる眼鏡の人を支えながら、内心避けれて良かったってことにホッとしてる。

「桂ー!?何処だぁ〜?」

「桂〜?」

近くから声が聞こえるけど....

(この人、桂って言うのかな....?)

「あ、あの!多分ここに....」

少し声を上げると....

「そこか!!」

曲がり角から数人出てきた。