記憶の奥の怪異

「おいちょっと待てここで吐くなよ桂!?」

「ここで吐かれたらこまるからやめてください桂!」

「何で俺の酒を吐くんだ桂ァー!!」

「阿呆か!?そこじゃねぇだろ高杉!!」

「とりあえず何か袋を....」

ざわめいてる俺らの横で、さっきまで地面に突っ伏してた坂本が起き上がった。

「坂本....?」

ノロノロと歩いて桂に近づくと....

「どうしたんじゃ桂さん!また高杉さんに無理矢理酒でも飲まされたかぁ?」

「.......!?」

笑顔で、丸まっている桂の背中をバシバシ叩き始めた。

「「やめろ坂本!!!」」」

こればかりは全員の意見が一致した。

あの高杉でさえも唖然としていた。

が、