記憶の奥の怪異

(まあ、こいつなりの慰め方だと思ってい呑むか....)

お猪口に口を付け、酒を呑もうとした時___

「トシ!何か袋は無いか!?」

「っ.......何があった近藤さん?」

近藤さんが血相変えた顔で俺を見る。

「か....桂が『吐きそう』って.......」

「「はぁっ!!!?」」

その場にいた近藤さん以外の全員が声を上げた。