嗚呼 貴方の中で
愛し愛されていく
満たし満たされていく
一夜限りの愛を
さみしさ忘れるため
死に逝く世界で

散々な世の中
心のない國
生きたいがために
生き物を殺す
罪の重さすら知らずに
のうのうと暮らし
何でもない顔して
大人になっていく
義務的行動しか
しない世の中に
自分一人だけが
嫌気がさしていた
紺色に染まる夜の空
世間を知らない星空
そんな日貴方に出会った
嗚呼 貴方の中で
覗き覗かれていく
使い使われていく
心の奥底
這い出てきた欲の塊
愛を知らない
愛で溢れかえった