「え、そうなんですか? 切った方がいいかな」 「でも切ったら暗くてなにも見えないよ……」 一人が怯えたような声で呟いた。 「我慢して切ろう。電池も無駄になっちゃうよ」 「うん……そうだよね」 「ありがとうございます。教えてくれて」 私が注意したにも関わらず、笑ってお礼を言ってくれた彼女。いい人だな、と心が温かくなった。 「いえいえ」 私も笑って返した。