今がチャンスとは思いながらも、もし屋上へ行けなかったら、という不安が頭をよぎる。 もし、鍵がかかっていたりしたらどうしよう。また同じようにどこかに隠れて怯えながら、ずっと祈っているのか。 そんなの嫌だ。 もうこれに賭けるしかないんだ。 ご飯だって、お腹は空いても食べていられるほど暇がないんだ。 せめて体を休める場所だけでも。 屋上へ続く梯子の近くの階段を上っていく。 そこで私は、思ってもいなかった光景に遭遇した。