寂しいよ。助けてほしい。 どこの誰でもいい、って。 そんなこと考えてしまう。 私本当に、こんなに自己中だったっけ? ああ、嫌い。嫌いだ。 こんなの嫌だ。 自己嫌悪にさえ絶望する。 そのままなにもないまま、時刻は六時を過ぎた。 鬼が一体とはいえ、一階が使えない以上範囲は相当狭いはず。 見つからないのは奇跡だ。もしかして、鬼は教室には入らないのだろうか? いや、そんな都合のいいことあるわけ……── ガチャ