運命の一夜を越えて

手術室に入り、私は全身麻酔をかけられる。

もしかしたら今の私の体力では麻酔から覚めない可能性もあると言われている。

万が一の場合も、私と渉はしっかりと説明を受けていた。


目を閉じながら私は渉を想う。


生きよう。

そう約束した。


渉とこの子と一緒に、3人で生きると。


想像していなかった3人の未来を想像する。


諦めない。

諦めないよ、私。