運命の一夜を越えて

何を贈ろうかかなり悩んだ。

悩んだ甲斐があったと思える反応・・・

「ありがとう。大切にします。」
まじめな顔になって言う渉に頷く。
「なぁ」
「ん?」
「いや、これは違うな」
言いかけた言葉を渉は不自然に飲み込んだ。
「なに?」
見たことの無い様子の渉を覗き込むと、渉は突然立ち上がった。

「なになに?」
驚いて私も立ち上がろうとすると、渉は私の前に突然しゃがんだ。

「戸田彩さん」
「え?はいっ」
「絶対に後悔はさせません。だから俺と付き合ってください。」
まっすぐな渉の言葉はいつだって私の心の奥まで響いてくる。