食事をした食器を洗い、颯音の部屋に行く。

ーコンコン

「颯音、先に行くけどいい?」

学校の準備をしている颯音に、壁越しで伝える。

「ちょっと、待って」

「OK」

待つ時間暇だから、ふきぬけから下を眺める。

カフェみたいな雰囲気をしたシェアハウス。

私たちは、たまたま同じシェアハウスに暮らし始めた。

最初は少し『怖いな。』て、思ってたけど…、入った瞬間気に入った。

「瑠海、ほんと慣れてなかったら、分かんないわ〜」

と、後ろから颯音が言う。けど、「まだ、颯音も慣れてないじゃ〜ん」

て、ツッコミながらシェアハウスを出る。