Sourire✧

学校の席に座って作業をしていると、

いつものように白いめで見られる。

「あれ、生徒会の印じゃない?」

「うそ、どれ?」

「あれ、あれ」

「「奏様と響様の心が汚れてしまう〜!」」

2人の女子生徒が声を重ねて、残念そうにうなだれて言う。

でも、汚れる。て…

私は、悪い菌かなんかですかね。

一応、人間なんですけど…

しょんぼりしていたら、私の様子を見た夏音が、

「全然そんな事ないから、気にしない、気にしない!」

と、ガッツポーズをして私を励ましてくれる。

「うん…」

気にしないようにしていると、つい桜を見てしまう。

「今日も綺麗だな…」

「桜乃、何がだ?」

先生の方を見ると、バチッと目が合ってしまい思いっきり睨まれる。

「先生です。」

誤魔化せてないけど、一応誤魔化す。