「永遠、月並みなことしか言えねえけど幸せにする」

「どうしたの、急に」

「俺、一度永遠のこと裏切ったけど、これからは絶対裏切らないって約束する」

「ん？ちょっと待って。なにかあった？」

「違うけど、気合い入れねえと言えねえから一気に言う」



真剣な顔で告白してきた快。

一気に言うって何？まだ何か言うの？

私はもう結構いっぱいいっぱいなんだけど。

ほら、不意打ちをくらってすでに顔が熱い。



「永遠、好きだ。永遠が望むことなんでもするから、一生そばにいて欲しい」



受け取った告白を疑問に感じる。

なんでも、なんて贅沢すぎない？



「何も叶わなくていいよ、快さえいれば」

「なんだよそれ」



この先どうなるかなんて誰も分からないから、今はただ快がいてくれたらそれでいい。

私の答えに快は安堵の表情を浮かべる。

そしてお互い顔が真っ赤だね、と笑いあった。