side 永遠


中庭にいた力さんから『快の姿を見かけた』って連絡を受けた。

なんでもお父さんと一緒にいたって。

お父さん……快に何する気!?

不安になって広い屋敷を探し回る。



「快、ここにいたんだ。探したよ……」



しばらく探し回って中庭に面する廊下で快とお父さんを見つけた。

ところが快の頬が赤く腫れているのを見かけて言葉を失った。



「お、お父さん!快のこと殴ったの!?」

「俺が望んだことだから」



お父さんをら問い詰めようとしたら快に腕を掴まれた。



「あのさ、永遠」

「何?とりあえず保冷剤……」

「そんなの後でいいから」



快はいつになく真剣な顔。

何?もしかしてお父さんに『うちの娘に関わるな』って脅されたとか?