普段は荒瀬組組長代理として常にピリピリしながら仕事をしてるイメージのおじさん。
だけど、今日の颯馬おじさんは一直線に涼さんがいる場所に向かい、そして───
「3日も会えないとか寂しかった〜」
「ちょっと、今ハサミ持ってるから!」
「抱きつくくらい許して!」
「切りにくいんだっての!」
後ろから涼さんに抱きついて全力で甘え始めた。
うわぁ、両親見てるみたい。
料理中のお母さんにちょっかいかけるお父さんそっくり。
「なーんか今日トゲトゲしてない?なんかあった?……おわっ、永遠!?」
完全に妻しか見えてなかった颯馬おじさんがやっと私に気がついた。
さすがに私に見られるのは恥ずかしいのかバックハグをやめて私のいる方に向き直る。
家族の団らんを邪魔してなんか申し訳ない。
「永遠今日ウチに泊まるから〜」
「あ、へ、へえ髪切ったんだ、かわいいじゃん。
……あれ、その傷どうした?」
焦ってたおじさんは私の膝に貼られたガーゼと頬の傷を見て顔色を変える。
「それ、誰にやられた?」
「颯馬、いいから詮索しないで。
今日のことは絶対本家にいうんじゃないわよ」
涼さんが気を使って釘を刺してくれた。
すると颯馬おじさんは微妙な顔をして顔だけこっちを向ける。
「じゃあ永遠も兄貴に言わないでね?
さすがに姪っ子にだらしない所見られたら恥ずかしい」
「ぷっ……ふふっ、大丈夫。お父さんも家でそんな感じだから」
「うげぇ、そんな所似てるとかなんかやだぁ」
掴めない性格の颯馬おじさんも実は奥さん大好きなんだ。
やっぱり兄弟だなってちょっと笑えた。
だけど、今日の颯馬おじさんは一直線に涼さんがいる場所に向かい、そして───
「3日も会えないとか寂しかった〜」
「ちょっと、今ハサミ持ってるから!」
「抱きつくくらい許して!」
「切りにくいんだっての!」
後ろから涼さんに抱きついて全力で甘え始めた。
うわぁ、両親見てるみたい。
料理中のお母さんにちょっかいかけるお父さんそっくり。
「なーんか今日トゲトゲしてない?なんかあった?……おわっ、永遠!?」
完全に妻しか見えてなかった颯馬おじさんがやっと私に気がついた。
さすがに私に見られるのは恥ずかしいのかバックハグをやめて私のいる方に向き直る。
家族の団らんを邪魔してなんか申し訳ない。
「永遠今日ウチに泊まるから〜」
「あ、へ、へえ髪切ったんだ、かわいいじゃん。
……あれ、その傷どうした?」
焦ってたおじさんは私の膝に貼られたガーゼと頬の傷を見て顔色を変える。
「それ、誰にやられた?」
「颯馬、いいから詮索しないで。
今日のことは絶対本家にいうんじゃないわよ」
涼さんが気を使って釘を刺してくれた。
すると颯馬おじさんは微妙な顔をして顔だけこっちを向ける。
「じゃあ永遠も兄貴に言わないでね?
さすがに姪っ子にだらしない所見られたら恥ずかしい」
「ぷっ……ふふっ、大丈夫。お父さんも家でそんな感じだから」
「うげぇ、そんな所似てるとかなんかやだぁ」
掴めない性格の颯馬おじさんも実は奥さん大好きなんだ。
やっぱり兄弟だなってちょっと笑えた。



