side.伊緒
「はぁぁぁ、くそかわいっ」
ゆお先輩と話し終えた教室までの道、俺は思いがけずそんな言葉が口から漏れていた。
抱きしめた時の華奢な体に、シャンプーの甘い香りが鼻をくすぐり、細い手首、無自覚なところさえもものすごく可愛い。
いちいち、俺の心臓を突き刺してくる。
教室に入ると、友達の田中蒼佑(たなかそうすけ)が俺のもとへ急いで走ってきた。
「お前どこいってたんだよぉー、お前さがして女の子がいっぱい来たんだけど。いないって言ったらめっちゃ俺に怒ってきたしー」
「へー、よかったじゃん。」
俺にかまってくる女には興味ない。だって、どうせ俺の顔とかスペックによってたかってくるやつばかりだからだ。
でも、先輩は違う。俺に興味ない感じとか、むしろ俺のことを好きにさせて可愛い顔をさせたいって思う。
「お前、なんかニヤニヤしてね?どうした?」
蒼佑は俺の顔をじろじろ見ながら言ってきた。
「なんでもねーよ、つか、楓は?」
楓は俺の幼なじみで、よく名前から女と間違えられるが、イケメンでよく女と遊んでいる。
俺と真反対なやつだが、普通に仲がいいし、俺はあいつだけに恋愛相談をしている。
「楓、さっき沙良ちゃんとどっかいったけど。」
「ん、じゃあいってくる」
「いやいや、待てって。いっちゃだめ、だろ」
「なんで」
蒼佑は凄い照れ臭そうに、「いや、だって…」とごにょごにょいっている。
「まぁ、いっか。どーせ帰ってくるだろ」
「はぁぁぁ、くそかわいっ」
ゆお先輩と話し終えた教室までの道、俺は思いがけずそんな言葉が口から漏れていた。
抱きしめた時の華奢な体に、シャンプーの甘い香りが鼻をくすぐり、細い手首、無自覚なところさえもものすごく可愛い。
いちいち、俺の心臓を突き刺してくる。
教室に入ると、友達の田中蒼佑(たなかそうすけ)が俺のもとへ急いで走ってきた。
「お前どこいってたんだよぉー、お前さがして女の子がいっぱい来たんだけど。いないって言ったらめっちゃ俺に怒ってきたしー」
「へー、よかったじゃん。」
俺にかまってくる女には興味ない。だって、どうせ俺の顔とかスペックによってたかってくるやつばかりだからだ。
でも、先輩は違う。俺に興味ない感じとか、むしろ俺のことを好きにさせて可愛い顔をさせたいって思う。
「お前、なんかニヤニヤしてね?どうした?」
蒼佑は俺の顔をじろじろ見ながら言ってきた。
「なんでもねーよ、つか、楓は?」
楓は俺の幼なじみで、よく名前から女と間違えられるが、イケメンでよく女と遊んでいる。
俺と真反対なやつだが、普通に仲がいいし、俺はあいつだけに恋愛相談をしている。
「楓、さっき沙良ちゃんとどっかいったけど。」
「ん、じゃあいってくる」
「いやいや、待てって。いっちゃだめ、だろ」
「なんで」
蒼佑は凄い照れ臭そうに、「いや、だって…」とごにょごにょいっている。
「まぁ、いっか。どーせ帰ってくるだろ」
