ずっと気づかなかっただけ。



いつも通り穴をくぐり抜けて、

ベランダに侵入して、

チカくんの部屋に入ると、

ベッドで寝てるチカくん。

首筋に手を当てると朝よりは自分に近い体温にほっとする。

隣に置いておいた予備の冷えピタとチカくんのおでこにのってるソレを交換して、

氷枕も交換して、

と、せかせかと近くで動いてるけどぐっすり寝てるみたい。…今のうちにご飯作ろうかな。

チカくんのお父さんも帰ってきて食べれるように、

チカくんのお父さんはお鍋。

チカくんはお雑炊にしようかな。

「まだ、寝ててね」

ぐっすり眠るチカくんの頬に軽く口づけして、

クマさんから預かったノートや課題を

チカくんの机の上に置いて、

台所に向かう。

寝てるからバレてないよね?