慰めが欲しかったわけではないが、取り付く島もない侍従長の言動に、突き放されてしまったような心細さを覚えた。
「私は既に、陛下のあたりがキツイことを伝えてあったはずです。その上で、あなたは陛下のためにお仕えすると誓ったのではありませんか。あの言葉は口からでまかせだったのですか?」
続きに語られた侍従長の言葉に、スゥッと血の気が引き青くなった。
「でまかせなどではありません!」
拳を握り、唇をキュッと引き結んで、甘ったれた自分自身を叱咤した。
私はなにを勘違いしていたんだろう。
陛下の尻尾への邪な思いとは別に、近習としての職務は責任感を持って実直に励む心構えでいた。少なくとも、そのつもりだった。
だけど、もしかすると深層に甘えがあったのだろうか。あわよくば陛下から優しい言葉を掛けてもらって、遇してもらうのを期待していた……? だとすれば大きな間違いで、それでは陛下を支えるどころか私の存在が陛下のお荷物になってしまう。近習はお客様ではないのだから!
「私は既に、陛下のあたりがキツイことを伝えてあったはずです。その上で、あなたは陛下のためにお仕えすると誓ったのではありませんか。あの言葉は口からでまかせだったのですか?」
続きに語られた侍従長の言葉に、スゥッと血の気が引き青くなった。
「でまかせなどではありません!」
拳を握り、唇をキュッと引き結んで、甘ったれた自分自身を叱咤した。
私はなにを勘違いしていたんだろう。
陛下の尻尾への邪な思いとは別に、近習としての職務は責任感を持って実直に励む心構えでいた。少なくとも、そのつもりだった。
だけど、もしかすると深層に甘えがあったのだろうか。あわよくば陛下から優しい言葉を掛けてもらって、遇してもらうのを期待していた……? だとすれば大きな間違いで、それでは陛下を支えるどころか私の存在が陛下のお荷物になってしまう。近習はお客様ではないのだから!



