侍従長から、「陛下はほとんどご自身で起きておられるが、一応、お目覚めの確認を」と言われていた。
……珍しく、まだ寝ている? それとも、もう起きてどこかに行かれてしまったのかしら?
やや腰が引けつつ、侍従長から預かっていた鍵を使って中に入らせてもらう。
「し、失礼しまーす!」
初めて足を踏み入れた陛下の寝室は予想に反し、とても質素だった。広い室内に物はほとんどなく、チェストや寝台といった最低限の家具がひっそりと置かれているだけ。
その寝台にこんもりとした人型の膨らみを認め、陛下の存在を確信する。
「おはようございます陛下! お目覚めの時間です、今日はとてもいいお天気ですよ!」
私はツカツカと室内を奥へと進みながら、いまだ夢の世界に浸る陛下に向かって声を張った。すると、寝台上の膨らみが大仰なほどビクンと跳ね、掛布を頭までガバッと引き上げた。
え!? 陛下が掛布を引き上げる直前、艶やかな黒髪が視界を掠めた。だけど、見えたのは豊かな頭髪だけ。
……珍しく、まだ寝ている? それとも、もう起きてどこかに行かれてしまったのかしら?
やや腰が引けつつ、侍従長から預かっていた鍵を使って中に入らせてもらう。
「し、失礼しまーす!」
初めて足を踏み入れた陛下の寝室は予想に反し、とても質素だった。広い室内に物はほとんどなく、チェストや寝台といった最低限の家具がひっそりと置かれているだけ。
その寝台にこんもりとした人型の膨らみを認め、陛下の存在を確信する。
「おはようございます陛下! お目覚めの時間です、今日はとてもいいお天気ですよ!」
私はツカツカと室内を奥へと進みながら、いまだ夢の世界に浸る陛下に向かって声を張った。すると、寝台上の膨らみが大仰なほどビクンと跳ね、掛布を頭までガバッと引き上げた。
え!? 陛下が掛布を引き上げる直前、艶やかな黒髪が視界を掠めた。だけど、見えたのは豊かな頭髪だけ。



