「ヴィヴィアン、あなたの決意はよく分かりました。そこまで意志が固まっているのなら、もう私から言うことはないわね。頑張って、私の愛しい子」
「もしなにか困ったことや入用な物があったら、事業所を訪ねなさい。スタッフには言っておく。できる限り、力になるわ」
「ありがとうございます、お母様、お姉様! いってまいります!!」
お母様とお姉様、婆やの見送りを背に、モンターギュの屋敷を後にした。
***
朝議を終えて政務室に戻ると、初老の侍従長・カロスが俺を待っていた。
「カロスか、どうした? 其方が直々にやって来るとは珍しいな」
「先ほどモンターギュ家より近習候補の少年が到着いたしましたので、そのご報告にまいりました。既に謁見の間で待機させております」
「そうか、今日からジェフリーの息子が赴任する予定だったな」
「はい。ジェフリーの面影こそありませんが、ハキハキと感じのよい少年でございます」
カロスは目尻に小さく皺を寄せ、少年について続ける。
「もしなにか困ったことや入用な物があったら、事業所を訪ねなさい。スタッフには言っておく。できる限り、力になるわ」
「ありがとうございます、お母様、お姉様! いってまいります!!」
お母様とお姉様、婆やの見送りを背に、モンターギュの屋敷を後にした。
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朝議を終えて政務室に戻ると、初老の侍従長・カロスが俺を待っていた。
「カロスか、どうした? 其方が直々にやって来るとは珍しいな」
「先ほどモンターギュ家より近習候補の少年が到着いたしましたので、そのご報告にまいりました。既に謁見の間で待機させております」
「そうか、今日からジェフリーの息子が赴任する予定だったな」
「はい。ジェフリーの面影こそありませんが、ハキハキと感じのよい少年でございます」
カロスは目尻に小さく皺を寄せ、少年について続ける。



