あたしのすすり泣きの声。 健吾が部屋を出てゆく足音。 楽しい思い出がつまったこの部屋には、もう何も優しい音は響いていなくて―― こんどこそ、本当に終わりなんだ……。 ごめんなさい、健吾。 ごめんなさい、アキ。 ごめんなさい……。