ざわめきたつ教室。
真由ちゃんの顔が青くなった。
「莉子ちゃん……」
「ごめん、呼ばれちゃった。行ってくるね」
遅かれ早かれ、こうなるだろうとは思っていたから。
心配そうな真由ちゃんに笑顔で言って、あたしは教室を出た。
今はただ、健吾を守りたい。
それだけだった。
「この写真に写っているのは、君で間違いないか?」
回転椅子の上で体を揺らしながら、生徒指導の先生が言う。
机にはさっきの写真が置かれていた。
「はい……たしかに私です」
「一緒にいる男子生徒は、おそらくうちの制服だね?」
やっぱりこの質問がきたか……。
あたしはごくりと唾を飲みこんで、用意していた台詞を口にした。



