画像が粗いことと、後ろ姿だということ
そしてななめ上からの不自然なアングルのおかげで、健吾だと断定できるわけじゃないけれど。
「まずいよな、これは……」
シンさんがつぶやいた。
「学校にバレたら面倒なことになるぞ。こないだ停学くらったばっかなのに……」
その言葉に、あたしはビクッと硬直した。
――『ちゃんと高校を卒業すること。大学に進学し、将来をしっかり見つめること。
この条件を息子が守ると約束するなら、ふたりの付き合いを認めてもいいと思っています』
もう二度と問題は起こさないと、健吾のお父さんと約束したんだ。
嫌だ……。
こんなことであたしたちの未来が壊されるなんて、納得いかない。



