LOVE and DAYS…瞬きのように


「別に、深い意味はねーよ」
 

アキの言葉を流して、女の人はあたしとアキを交互に見る。


「ふぅん……“深い意味はない”……ね」
 

そうつぶやくと、女の人はツカツカとこちらに歩いてきた。


そしてたぶんわざと、あたしに強く肩をぶつけて、保健室を出ていった。



「大丈夫か?」
 

ぶつかった拍子に倒れたあたしに、アキが声をかけてくれる。


「あ、うん……」
 

うなずいたものの、冷たい床に尻もちをついたまま呆然としていると

アキがベッドからおりてきた。